スタッフインタビューvol.2 システムエンジニア・曽根芙美恵

2016,2,26/ スタッフインタビュー

一人でもたくさんの人にフラップのことを知っていただきたくて始めたスタッフインタビュー。
第2回は、5年の専業主婦生活を経て仕事復帰した、小学二年生の男の子&4歳の女の子のママでシステムエンジニアの曽根芙美恵です。

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―――さっそくですが、曽根さんのフラップでのお仕事について聞かせてください。

曽根:私はウェブディレクションもやりますが、本業はシステムエンジニアなので、最前線ではなく、裏方の仕事をやることが多いですね。地道な作業をしたりとか。デザインもやりますよ!

―――なるほど、一歩引いた感じの立ち位置なんですね。ところで曽根さんは、フラップに所属しながら他のお仕事もされているそうですが、だいたい週にどれくらい働いているのですか?

曽根:基本的には月曜日から金曜日、午前9時から午後5時までフルタイムで働いています。たまに子供の習い事の都合などで少し早めに切り上げる時もありますね。システムエンジニアという職種柄、新しい技術を勉強していかなくてはならず、少し時間が空いたら勉強に充てるので、暇を持て余すようなことはまったくないです。

―――土日はちゃんと休めていますか?

曽根:どうしても土日に動かないといけない、ということはほとんどないのですが、土日でも仕事関係者からメールが来るとつい気になってしまって。子供と遊びながらもつい頭の中は仕事のことになってしまいます。そこの切り分け・切り替えがもっとうまくできるようになりたいですね。

■Webデザイナーからシステムエンジニアへ

―――フラップに入る前の経歴について教えてください。

曽根:大学を卒業した後は就職活動をしなかったので、わりと大きな企業のシステム部門でWebデザイナーとしてアルバイトを始めました。もともとモノ作りが好きだったのでそういう仕事をしたいなと思っていて、当時はWebが黎明期で盛り上がっていたので、Webの世界に足を踏み入れたんですね。デザイナーのはずが、いつの間にかシステム寄りの仕事をするようになっていて、サーバー管理から始めてJavaScriptに進み、いつのまにかWebプログラミングをしていました。周りにはできる人がいっぱいいて、手取り足取り教えてもらうことができました。これは大企業だからこそできた経験だと思いますが、今でもここでの経験がとても役にたっています。

―――徐々に仕事が変わって、仕事の幅も広がっていったのですね。

曽根:そうですね。結局その会社には3年いて、途中で正社員になりました。正社員になると、現場の作業者としてではなく、作業者の管理や外部とのやり取りなど管理者としての役割を会社側からは期待されるようになりました。結果、モノ作りから離れざるを得なくて。私は現場が好きなので、自分の進みたい方向と合わなくなり、退職しました。

―――そこまでしてモノづくりがしたかった、と。

曽根:はい。とにかく現場で動きたい思いが強かったので、今度は、それができる派遣社員として働き始めました。派遣先は、ベンチャーや外資系などでした。こだわったのは“モノづくりができること”だけで、デザイナーでもエンジニアでもいいと思っていました。結局、プログラムができるというところを買っていただけて、システムエンジニアとして動いていました。

―――その頃はまだ、女性エンジニアって少ない時代でしたよね。

曽根:そうなんですよ。女性エンジニアの方がコミュニケーションを取りやすいと思われることが多いようで、ニーズも高かったようです。結局、派遣社員として5年ほど、いろいろな会社で働きました。

―――その後は……?

曽根:ちょうど子供を授かって、その後のことを考えていた時に、当時働いていた外資系企業が海外の大手企業の傘下に入ることになりまして。私は出産の予定もあったので、臨月間近まで働いて、そこで終了となりました。

―――お子さんを出産して少し休んで、それから復帰しようというプランはありましたか?

曽根:当時は本当に無知で、保育園に入るのがそんなに大変だとは知らなかったので、「落ち着いたら子供を預けてまた派遣で働こう」くらいに軽く考えていました。
実際、子育てが少し落ち着いてきて働こうと思って役所に問い合わせたら「働いてないと保育園に入れません」と言われました。「働くために子供を保育園に入れたいのです」と言ったのですが、「就労証明がないとダメですね。働いていても保育園に入れていないご家庭がたくさんあるので、求職中ではまず入園は難しいです」と。まさかそんなことだと知らなかったので、すごくショックを受けて、子供を抱えて途方にくれました。

―――それからどうしたのですか?

曽根:仕事がしたい、どうすれば仕事ができるのだろう、と思い悩みながらも、主人が多忙だったので自分一人で日々の育児をしなければならず、毎日、家事と育児だけでいっぱいいっぱいでした。そうしているうちにあっという間に一年、二年と時間が経ってしまって。時々、同業の人をみて取り残されてる感じがしました。自分はこんな状態でいいのかという焦りと葛藤、いつになったら仕事ができるのかという不安に押しつぶされそうでした。

―――旦那さんは、曽根さんが働きたいと思っていることについてはどうだったのでしょうか?

曽根:主人も、むしろ働いてほしいと思っていたようです。でも現実問題として保育園に入れないから働くことができない。お互いどうしようもなくて、それで険悪になってしまった時期もありました。

■Twitterでの“ぼやき”が仕事復帰のきっかけに

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―――その後、どのようなきっかけでフラップに入ったのですか?

曽根:東日本大震災が起きて、Twitterでいろいろな情報を収集していた時期に、Twitterで代表の小沼さんと出会いました。小沼さんとは、子供の年齢と性別が上の子も下の子も同じで、Webの仕事をしていることや、映画好きであることなど共通点が多く、意気投合しまして、Twitter上で親しくなっていました。ある時「本当は仕事がしたい」とつぶやいたら、小沼さんが「ちょっとやってみない?」とDMを送ってくれました。これは天からの一声でしたね(笑)。

―――それで、会うことになったのですね。

曽根:はい。吉祥寺のおいしいカレー屋さんに連れて行かれて「さっそくだけど今やっている案件を手伝って欲しい」と言われました。ただ、当時、上の子は幼稚園だったし、下の子も保育園には入れられなかったので、自分が仕事できるのは子供が寝た後と休みの日だけ。とても不安でしたが、私が無理なく作業できる時間分の仕事をうまく振り分けてくれたので大丈夫でした。当時はまだ小沼さんもフリーランスでしたが既に守屋さんとチームを組んでやっていて、ドンと構えている感じだったのでなんだか安心できました。そんな感じで仕事のペースをつかめるようになってきたので、昼間はファミサポさんにお願いして下の子を預かってもらったりして仕事の時間を増やしていきました。

―――そのあと、保育園へは入れたのですか?

曽根:はい。ラッキーなことに、近所の託児所に空きができたとのことで、もうその場ですぐ申し込みました。認可園ではなかったのですが、見学したらアットホームでとても良い園だったので。下の子は保育園、上の子は幼稚園の延長保育をお願いすることができて、昼間は自由にフルタイムで仕事ができるようになり、とても安心したのを覚えています。復帰して最初の報酬でスタバでコーヒーを飲んだ時は、涙が出そうになりました。主人のお給料で自分が好きなことをするのは抵抗があり、ずっとガマンしていたので……。

■細々とでも何かを続けて、社会とのつながりをゼロにしないことが大事!

―――これから先の話ですが、曽根さんがやりたいことと、フラップにどうなってほしいか聞かせていただけますか?

曽根:フラップはいろんなスキルを持った人たちが集まって、いろいろな形態の案件に対応できる会社として成長してきていると思います。これからもこの形で大きくなっていったら良いと思っています。子育て中のママも多いので、コンセプトになっている“3人で2人前の仕事をする”というのは本当にいいですよね。100%は働けないけど70%ならやれるという優秀なママはたくさんいて、でもそれだと大企業ではいらないと言われてしまうことも珍しくありません。そういう事情で埋もれてしまっている人を探して救い出して欲しいです。私は一度、専業主婦を経験していて、働きたいのに働けない辛さが分かるので、そういう人がまた働けるように、何らかの形で力になれたらいいなと思っています。

―――働きたいと思いながらもきっかけをつかめずに悶々としている方もたくさんいらっしゃると思います。そういう人たちが第一歩を踏み出せるように、経験者としてメッセージをお願いします!

曽根:100%じゃなくて10%でもいいから、子供が寝た後の数時間、在宅でWebのお仕事をやるなど、とにかくブランクを作らない働き方としてフリーランスを選ぶのはオススメです。細々とでも続けるのが大事だと思います。毎日少しでもやっていれば、仕事の感覚は忘れないですし、スムーズな復帰ができるようになります。子供は意外とすぐに手が離れるんですよね。その時に慌てて仕事探しを始めるのではなく、社会とのつながりを絶たないようにすることが大切だと、自分の経験から強く思っています。勉強も続けて欲しいですね。特にWeb業界は変化のスピードがとても速いので、1年間全く何もやらずにいると大変なことになります。勉強でも、フリーランスとしての仕事でも、まずは少しでいいからとにかく始める。そして続けること。それが仕事復帰への一番の近道だと私は思います。

■曽根のオススメ便利グッズ&サービス

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・ファミリーサポート
各自治体で運営している、その自治体の住民による育児サポートボランティア。保育園に入れなかった時はとてもお世話になりました。
有償であることが多いようですが、利用料は1時間あたり1000円以下と格安。自治体による講習を受けて認定された方が担当してくださるので安心です。
※自治体により名称やサービス内容、報酬金額は異なります。詳しくは各自治体へ。

・プリント管理アプリ
小学校や保育園で配布されるプリントはスマートフォンアプリを使って管理しています。提出物の締切のリマインド機能などもありとても便利!