『この一年で捨てたもの』

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この一年で捨てたものは、”見栄”と”ヘンなプライド”だと思う。
”見栄“と”ヘンなプライド“を捨てた結果、どうなったかというと・・・・・・
素直にSOSが出せるようになりました。

見栄を張りたいか張りたくないかといわれると、張りたい気持ちはゼロではない。
自分を大きく見せたい気持ちやカッコつけたい思いは、もちろんあります。
「会社の代表なんだから全部自分が一番できないといけない」そんな気持ちも、以前はありました。
そのうえ私は「我慢強くて働き者」といわれる富山県出身。
実際に私が他の人と比べて我慢強いかといわれると少し違う気はするけれど、ただ、「我慢こそが美徳」という気持ちはすごく強く持っていて、我慢できないことや弱音を吐くことは恥ずべきことだ、という思いがあります。
でもこういう見栄とプライドは、自分を疲れさせてしまう上に、周囲の人に何かプラスになっているかというとそういうわけでもない、ということに気がつきました。
営業活動がうまくいかなくて困っていたとき。
その状況をそのままお伝えしたら「なんだ、てっきり忙しいと思っていたから相談しなかったんだけど、実は相談したいことがあるよ」と思いがけない言葉が。見栄を張って忙しいふりをしていたらこの機会はなかったでしょう。
弊社は仕事の機会に恵まれ、少しは相手の方の力にもなることができ、とてもハッピーな結果になったと思います。
私は今、いろいろな経緯があって、たまたま会社の代表をやっています。
以前は「社長=何でもできるすごい人」と思っていたけれど(そして実際すごい社長さんもいらっしゃると思いますが)、絶対にそうじゃないといけない、ということではないと思っています。
特に、弊社のスタッフは私よりずっとすごい人たちばかり。
以前はその人たちに対して「私にはこれはできない」「私はこれは苦手」などと言うことはできなかったけれど、今となっては何のためらいもなく、言えるようになりました。