『1人で設立した会社をちょっとだけ大きくする方法』

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会社を設立して2年半。フラップは、まだ、外部パートナーも含めて全スタッフを数えても両手で足りるくらいの人数でやっています。
私はもっともっと会社を大きくしていきたい気持ちがあるので(たぶんスタッフも同じ思いを持っていてくれているはず!)、「まだまだこれから!」と思いながら、日々頑張っています。

そんな私にとって、数十人、数百人の社員を抱える会社の社長さんは憧れの存在。そういう方にお会いすると、「どうやってその規模まで成長させたか」と、「何人くらいのときにどういう壁があったか」をつい質問してしまいます。
「えっ、そんな事件が!?」というハードなお話でも私には興味深く、これから私も経験するのかと思うと、不安ながらもとても楽しみに思えてきます。
そうやって教えていただくことが多かった私ですが、つい最近、逆の立場になりました。
「ある程度の規模になった会社がさらに拡大していくための手段は情報があるけれど、1人で始めた会社を5人、10人にする方法、もっというと、どうやって2人目をつれてくるかということは情報がないから知りたい」と質問を受けました。
言われてみると確かにそれはそうかもしれないですね。
自分のこれまでを振り返ってみると、「自分ひとりでもやれてしまう段階から人に依頼すること」が、1人の会社が2人、3人になるときに必要なことだと思います。
本当に人の手を借りたい時というのは、人に仕事の説明をする余裕もない場合が多い。そんな余裕のない状況では、依頼される人も不安になり躊躇すると思います。そうすると最悪の場合は、その仕事自体を断るしかないかもしれません。
だから、自分ひとりでやれてしまうくらいの余裕があって、人に頼むのがちょっともったいないなと思うくらいのときに、「今ちょっとだけ損して、後で得する」気持ちで手伝ってくれる人を探すのがオススメです。他にも方法はあるかもしれないけれど、ほんのちょっとの勇気だけでできるのですから、絶対にやったほうがいいと思います。
…と偉そうに書いておりますが、私は、フリーランスでやっていたときに子供を授かって、出産という“どう頑張っても絶対に仕事ができない期間”があったので人にお願いするしかなかっただけなんですね。もしそういうきっかけがなかったら、そのまま一人でやれるところまでやっていたと思います。
この「1人で100%稼動 → 2人で50%ずつ稼動 → 2人で100%ずつ稼動(合計が増える!) → 3人で60~70%ずつ稼動 → 3人で100%ずつ稼動(合計が増える!)」の繰り返しで、きっと、人数も売り上げ規模も増えていくのだろうと思います。
人数が増えても稼動合計が変わらない時期は、人件費と労務コストばかりがかさんでヒヤヒヤ&悶々……。つい、なんとか人を増やさずにやろうとしてしまうんですよね。
ダメだと思いつつも、どうしてもそう考えてしまうあたりが、自分もまだまだです。
ということで、自戒の念もこめて、今回の記事を書いてみました。