『集中力を切らす真犯人のやっつけ方』

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自分の仕事の集中力を下げ、生産性を下げている原因を突き止めて対処した一連のお話。
今回が最終回です。

前回は、「パソコンのデスクトップ通知やスマホのプッシュ通知」が、私に「マルチタスクという名の細切れ作業」をさせて集中力を落として生産性を下げている真犯人だった!というところまで書きました。
今回はこの真犯人の対処について。
当たり前ですが、私が案件Aをやっているときも、当然ながら案件Bをはじめとした他の案件は動いています。
だから、複数のチャットツールでメッセージが来ます。メールも飛んできます。頻繁ではないですが電話もかかってきます。
電話と違って相手の都合を気にせずに気軽に連絡できるのが、メールやチャットツールのメリットですよね。送る方は相手の都合は気にせず送りたいときに送って良いし、受け取った側は必ずしも即返信をする必要はない。ある程度のタイムラグが想定されたコミュニケーション方法です(実際には、すぐに返答しないといけないメールというのもなくはないですが…)。
ところが、スマホのプッシュ通知やパソコンのデスクトップ通知というのは、他の作業に集中していてもリアルタイムでメッセージに気が付けるようにするための機能であるため、しっかりと視界に入り、メッセージが来たことに絶対に気が付くようにできています。メッセージに気づいてしまったら、気が散るか、内容によってはつい見てしまうか。こうして集中力が途切れてしまうようです。
私がふだん受け取るメッセージを分析してみても、多くは1~2時間以内に対応すれば十分なものばかり。私が勝手にリアルタイムでメッセージを受信して、挿し込まれたような、急かされているような気分になってしまっていただけでした。だいたい、一刻を争うような本当に緊急性が高いものは、電話で連絡が来ることがほとんどです。
それに気が付いた時、私は、思い切ってデスクトップ通知とスマホのプッシュ通知のサウンド・振動をオフに設定しました。そして、スマホはデスクに伏せて置くことに(バナー通知で画面が明るくなると気になるので)。
そして、作業が一区切りついたタイミングで、コミュニケーションツールをまとめてチェックします。移動中なら、スマホにたまったバナー通知を順番に見ていけば、アプリを切り替えずに一連のメッセージをざっと把握できます。
もちろん、特定の連絡を待っているときは、すぐ気が付けるように通知をオンにしつつ他の作業をしています。こういう時は、通知の便利さを感じますね。
たったこれだけのことで、以前に比べて集中力があがり、生産性が高まったことを実感しています。仕事がおもしろいくらいにどんどん進んでいきます。
便利だと思って設定した通知が、こんなに自分の生産性を下げていたとは驚きました。
また、新しい機能を使うことが必ずしも自分にとってメリットが多いとは限らない、ということも、とても勉強になりました。
ところで、この投稿ですが、2015年11月からこれまでずっと毎週金曜日に更新していましたが、今回から、毎週月曜日の更新に変更になりました!
引き続きよろしくお願いいたします。